itomotiとは、株式会社千吉良が企画する商品ブランドです。
糸を持っている糸商だから「糸持ち」、それをアルファベットで表記しました。
ちなみにitomotiは、右から読んでも左から読んでも、itomotiと読むことが出来ます。
itomotiの上には、見た目が糸のような「〜(チルダ記号)」を乗せています。
企画する商品は糸そのものではないにせよ、あくまでも私共の本業が糸商であることをブランド名に強く表すためです。
そしてその「〜(チルダ記号)」は、一般的に「から」と読まれて二つの間を繋げる存在ですが、その役割は私共が考える糸商の姿そのものです。
「素材から商品へ」
「製造から販売まで」
そして、それらが辿り着くまでの、様々な「工程から工程」へ。
糸商は古くから繊維産業のものづくりの中で、あるいは商流の中で、無くてはならぬ二つを繋げ、橋渡ししてまいりました。
日本の繊維産業は今もなお、世界屈指の技術を誇ります。
海外からの製品流入に押されて衰退しているようであっても、日本の繊維産業は大企業から町工場に至るまで、歴史から積み上げられた技術に陰りはありません。
itomotiはそうした日本の技術、主に桐生市を中心とした両毛産地の技術を生かし、川上からも川下からも製販両面の情報が集まる糸商だからこそ出来るものづくりを目指します。
itomotiはアパレルでもなければ、ライフスタイルを提案するブランドでもありません。
企画するアイテムは、ファッション、インテリア、生活雑貨、趣味雑貨など、ジャンルを問いません。
私共が糸商として日々触れている糸の知識と、日々に学んだ製造や加工の技術を通じて、時には機能で、時にはデザインで、
「こんなものがあったらいいな」
「こんなものがあったら面白いな」
を形にするブランドです。
アイデアは新しいものを作り出す喜びをもって、ものづくりは原点に帰り一途に慎み深く、そうして生まれた商品が皆様のお手元に届いたとき、楽しさや便利さ、そして安心感から思わず笑みがこぼれ、長く大切にしていただける商品になることを何よりも望んでいます。
どうか皆様との間にも、「〜」で繋がれたご縁がありますように。